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たつき諒 予言 一覧|的中率と2025年7月予言の真相を徹底検証

漫画家として活動していたたつき諒氏の作品『私が見た未来』は、数々の予知夢を記録した作品として大きな注目を集めています。特に東日本大震災の予言が的中したとされることから、多くの人々が関心を寄せています。

この記事では、たつき諒氏が記録してきた予知夢の数々を詳しく検証し、どのような出来事が現実となったのか、またその信憑性について客観的に解説していきます。

たつき諒氏とは?漫画家から予言者への転身

たつき諒氏は1975年に『月刊プリンセス』でデビューした漫画家です。当初はラブコメディや歴史ロマンスを手がけていましたが、1990年代に入ると怪談やミステリー、心霊体験談を中心とした作品を描くようになりました。

1998年に漫画家として引退した後、彼女が1978年頃から記録していた「夢日記」をもとに、1999年に『私が見た未来』を出版。この作品が後に大きな話題を呼ぶことになります。

的中したとされる予言の詳細検証


東日本大震災(2011年3月11日)

たつき諒氏の予言で最も有名になったのがこの東日本大震災の予言です。1999年に出版された『私が見た未来』の表紙に描かれた「大災害は2011年3月」という文字が、12年後に現実となりました。

1996年:津波の夢を見る。夢の中では真夏の出来事として描かれ、高さ数百メートルの巨大な津波が描かれていた

1999年:漫画の締切日に突然、映画のスクリーンのように「大災害は2011年3月」の文字が脳裏に浮かぶ。メッセージ性の強さを感じ、表紙の空欄に急遽描き加える

2011年3月11日:午後2時46分、マグニチュード9.0の巨大地震が発生。津波により約2万人の犠牲者を出す未曽有の大災害となる

詳細分析:

・夢の津波は「真夏」の設定だったが、実際は3月に発生

・夢の津波の高さは実際より遥かに巨大(数百メートル級)

・年月は的中したが、具体的な被害状況は夢と現実で相違点が多い

・たつき氏自身も「この津波の夢が東日本大震災と関連するかは分からない」と慎重な発言


フレディ・マーキュリーの死(1991年11月24日)

クイーンのカリスマ的ボーカル、フレディ・マーキュリーの死を15年前から予知していたとされる事例です。2度にわたる予知夢が現実となった経緯を詳しく見てみましょう。


第1回目の夢(1976年)

当時まだ無名に近かったクイーンのメンバーが亡くなる夢を見る。この時点では具体的な詳細は曖昧だった。


第2回目の夢(1986年)

「フレディがいないQUEENの銅像」という鮮明なビジョンを見る。この時期、フレディは世界的スターとして活動の絶頂期にあった。

夢の詳細:4人のメンバーの銅像があるはずなのに、フレディの部分だけが空洞になっている光景

現実の出来事(1991年11月24日):

フレディ・マーキュリーがエイズの合併症により45歳で死去。世界中のファンが悲しみに包まれる。死去の前日(11月23日)に自身のエイズ罹患を公表していた。

たつき氏の解釈:「死んだ日の予知ではなく、現実に知るという予知だったのではないか」

この予言の特徴は、具体的な日時ではなく「フレディの不在」という象徴的なイメージで示された点です。


ダイアナ妃の死(1997年8月31日)

英国王室のプリンセス・ダイアナの死を、日付まで完全に的中させたとされる予言です。この事例は日時の一致度において最も注目を集めています。


1992年8月31日 - 夢を見た日

ビジョン1:「赤ちゃんを抱いた女性」の姿

ビジョン2:「DIANNA」という文字(スペルは一文字多い)

当時、たつき氏はダイアナ妃について詳しく知らず、この夢の意味も理解できなかった。


1997年8月31日 - 現実の出来事

パリ・アルマ橋トンネル内での交通事故:

・時刻:午前0時23分頃

・ダイアナ妃(36歳)が恋人ドディ・ファイドと共に事故死

・パパラッチの追跡が事故の一因とされる

・世界中が悲しみに包まれ、葬儀には推定25億人がテレビ観戦

驚異的な一致点:

夢を見た日と現実の日付が完全一致(8月31日)

ちょうど5年後という長期的な予知

「赤ちゃんを抱いた女性」=母親としてのダイアナ妃のイメージ

懐疑的な視点:

たつき氏自身は「夢の時点ではダイアナ妃が亡くなるイメージはなかった」と述べており、読者や後の解釈によって意味付けされた可能性も指摘されています。


スマートフォンの予見

1983年に描かれた漫画作品に、現代のスマートフォンを思わせるデバイスが登場していたという、技術予見の事例です。


1983年の技術環境

パソコンは一部の愛好家のみが使用

携帯電話はまだ実用化されていない

インターネットは学術機関のみで利用

ファミコンが発売された年


『ちいさなカラの中』での描写

作品設定:33年後の未来(2016年)の日本

描かれたシーン:

少年が手のひらサイズの薄い板状の機器を操作している様子。現代のスマートフォンやタブレットを彷彿とさせる描写。


2016年の現実

iPhone発売から9年、スマートフォンが完全に普及

日本のスマートフォン普及率が70%を超える

タブレット端末も広く普及

予見の価値:

33年という長期間を経て実現した技術予見として評価されています。ただし、当時から「未来の通信機器」という概念は SF作品でも描かれており、完全に独創的とは言い切れない面もあります。


身近な事件・事故の予知

世界的な出来事だけでなく、たつき氏の身近で起こった事件や個人的な体験についても、複数の予知夢が記録されています。


女性殺人事件の予知

1989年:洞窟のような場所で水色のワンピースを着た女性の夢を見る

数年後:散歩中に偶然、夢と同じ場所を発見

現実:その場所で実際に起きた殺人事件の被害者の衣服が、夢の女性と完全に一致

この事例は、大規模災害や有名人の死とは異なり、極めて個人的で偶然性の低い予知として注目されています。


伯父の葬儀

夢の日:1993年9月14日 - 田舎の風景の夢

現実:1994年9月 - 山形県での伯父の葬儀に向かう道中で、夢と同じ景色を目撃

偶然の一致:現地で撮影した写真の日付が、夢を見た日と同じ9月14日


赤ちゃん人質事件

1995年10月:可愛らしい赤ちゃんの夢

1995年12月:強盗立てこもり事件で人質になった赤ちゃんの顔が夢の赤ちゃんと酷似

わずか2ヶ月という短期間での予知で、ニュースで見た赤ちゃんの顔が夢の記憶と重なったとされています。

実現しなかった・解釈に議論がある予言


富士山噴火の予言

たつき諒氏の予言の中で最も議論を呼んでいるのが富士山噴火の予言です。具体的な日付が示されていたにも関わらず実現しなかったことから、予言の解釈について様々な議論が生まれています。


1991年8月20日 - 夢を見た日

夢の内容:富士山が大規模に噴火する光景

象徴的意味:日本の象徴である富士山の噴火は、国家的な災難を暗示

表紙への記載:『私が見た未来』の表紙に噴火する富士山のイラストを描く


検証された年

2006年8月20日:15年後の同日 - 噴火せず

2021年8月20日:30年後の同日 - 噴火せず


たつき氏による再解釈

富士山噴火の夢について、たつき氏は後に以下のような解釈を示しています:

世界恐慌の象徴:経済的な大混乱を意味する可能性

パンデミックの暗示:新型コロナウイルスのような世界的流行

社会的混乱:文字通りの噴火ではなく、社会システムの「噴火」

科学的な観点:

富士山は活火山であり、最後の噴火は1707年の宝永噴火。専門家は今後数十年~百年以内の噴火可能性を指摘していますが、具体的な日時の予測は困難とされています。


青い彗星の衝突

『私が見た未来』に描かれているもう一つの未実現予言が、日本に青い彗星が落ちてくるというものです。この予言は具体的な日時が示されていないため、検証が困難な予言の一つです。


夢の詳細描写

色彩:美しい青色に光る彗星

落下地点:日本列島への衝突

時期:具体的な日時の記載なし


天文学的な背景

地球への天体衝突について、科学的な知見では:

隕石衝突の頻度:小規模なものは毎日発生しているが、大規模な衝突は極めて稀

監視システム:現在、地球接近天体(NEO)の監視システムが世界各国で運用されている

青い色の正体:大気圏突入時の化学反応により様々な色に発光する可能性

考察:

この予言は具体的な時期が示されていないため、「いつか起こる可能性のある出来事」として解釈することも可能です。また、隕石ではなく人工天体(衛星の落下など)を指している可能性も指摘されています。


自分自身の葬式

たつき諒氏が自分自身の死について見た夢は、予言の性質を考える上で興味深い事例です。現実には起こらなかったこの予言から、夢の象徴性について考察できます。

夢を見た日:1995年11月26日

夢の内容:「7月15日、私の葬式」

夢の雰囲気:悲しみよりも静寂で穏やかな印象だったと記録されています。


象徴的解釈

この予言が現実にならなかったことから、複数の解釈が提示されています:

漫画家としての引退:

1998年に実際に漫画家を引退しており、「漫画家たつき諒」の死を意味していた可能性

人生の転換点:

古い自分の「死」と新しい自分の「誕生」を象徴的に表現

内面的変化:

価値観や生き方の大きな変化を「死」として認識

現在の状況:

たつき諒氏は現在も健在で、2021年には『私が見た未来 完全版』、2025年には『天使の遺言』を出版するなど、積極的な活動を続けています。

2025年7月の最新予言について


重要な注意事項

『私が見た未来 完全版』で明かされた「本当の大災難は2025年7月にやってくる」という予言について、多くの誤解が生じています。

正確な情報:

・「2025年7月5日午前4時18分」は災害発生日時ではありません

・これは、たつき氏が夢を見た日時(2021年7月5日午前4時18分)です

・たつき氏自身が「7月5日は何かが起きる日ではない」と軌道修正済み

気象庁長官も「日時と場所を特定した地震予知は現在の科学的知見では不可能」として、デマであると注意喚起しています。

予言の信憑性を科学的に検証


的中率について

インターネット上で「的中率87%」や「90%以上」という数値が広まっていますが、これらには明確な根拠がありません。


多くの予言は「大災害」「有名人の死」など曖昧な表現

後から出来事に当てはめる「こじつけ」の可能性

的中した予言だけが記憶される「確証バイアス」

なりすまし問題とたつき氏の真意


偽の予言への注意

2011年頃から、たつき氏のなりすましが現れ、実際には語っていない偽の予言を拡散しました。この事態を受け、たつき氏本人が20年ぶりにマスコミに登場し、真相を語っています。

「私は予知能力者ではなく、ただ夢を記録してきただけです。不安を煽る意図は全くありませんでした。」

- たつき諒氏

災害への備えが最も重要


日頃からの防災対策

予言の真偽にかかわらず、災害への備えは日常的に行うべき重要事項です。

非常用持ち出し袋

食料、水、薬品、貴重品の準備

自宅の安全対策

家具の固定、避難経路の確認

連絡方法の確認

家族との連絡手段の話し合い

情報リテラシー

正確な情報の見極め能力向上

たつき諒氏の予言は確かに興味深い現象ですが、科学的根拠に基づいた冷静な判断が重要です。予言に惑わされることなく、専門家の意見や科学的知見を参考にしながら、日頃からの防災意識を高めることが何より大切だと言えるでしょう。

彼女自身も「防災意識が高まっている証拠」として前向きに捉えており、この関心が実際の安全対策や備えにつながることを願っています。

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