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トカラ列島群発地震と南海トラフの関係は?気象庁・専門家が"トカラの法則"を完全否定


緊急レポート
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最近、SNSで「トカラ列島の地震が多いと大地震が来る」という噂が話題になっていますよね。実際、6月だけで654回も地震が起きているトカラ列島...これって本当に南海トラフ巨大地震の前兆なのでしょうか?

今回は地震の専門家たちの見解を徹底的に調べて、この噂の真実をお伝えします。

実際どれくらい地震が起きてるの?トカラ列島の現状


まず気になる数字から

正直、この数字を見たとき「え、こんなに?」と驚きました。

654回
6月21日から今日まで
震度1以上の地震
9回
震度4
41回
震度3
M5.1
最大規模
💡

1日あたり約65回って...想像できませんよね。住んでいる方の不安を考えると、本当に心配になります。

でも実は、トカラ列島では過去にも似たような群発地震が起きているんです。


過去の群発地震を振り返ると...
🔥
2025年6月
654回
現在進行中
2023年9月
346回
1ヶ月間
2021年12月
308回
-
2021年4月
265回
-

つまり、今回が特別異常というわけではないんですね。とはいえ、今回は過去最多レベル。心配になるのも当然です。

で、結局南海トラフとの関係は?専門家に聞いてみた

結論:関係ありません

複数の地震専門家が明確に否定しています

念のため、複数の専門家の意見を調べてみました。みなさん口を揃えて「関係ない」とおっしゃっています。

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発生している海域が異なるので関係はない

中島淳一教授
東京科学大学
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他の地域の地震活動に影響を与えることはないと言って良い

草野富二雄さん
環境防災総合政策研究機構
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比較的小さく、すべて小規模であるため、この程度の地震が巨大地震を誘発するとは考えにくい

横瀬久芳准教授
熊本大学大学院(海洋火山学)

簡単に言うと...

トカラ列島と南海トラフは場所が違いすぎるんです。地震の規模も全然違うし、発生のメカニズムもまったく別物。だから影響し合うことはないというのが専門家の一致した見解なんですね。

「トカラの法則」って何?これもデマなの?

⚠️

SNSで話題の噂について

「トカラ列島で地震が多いと、その後に大きな地震がどこかで起きる」

この「トカラの法則」、SNSでかなり拡散されていますが...


専門家の見解は?

「科学的根拠はまったくない」

横瀬久芳准教授

「科学的にトカラ列島の地震と巨大地震が関係しているとは考えにくい」

中島淳一教授

冷静に考えてみると

日本って地震大国ですよね。トカラ列島で群発地震が起きている間に、日本のどこかで地震が起きるのはむしろ普通のことなんです。

たまたま時期が重なっただけで「関係がある!」と思い込んでしまうのは、よくある認知バイアスなんですね。


気象庁も明確に否定

「現在の科学的知見では日時と場所、大きさを特定した地震予知は不可能であり、予知の情報はデマと考えられるので、心配する必要は一切ない」

野村竜一長官(気象庁)

じゃあ、なぜトカラ列島では地震が多いの?

南海トラフとは関係ないとしても、なぜトカラ列島ではこんなに地震が多いのか気になりますよね。

実は、この地域特有の地理的な理由があるんです。

1
プレートがぶつかる場所

トカラ列島は、フィリピン海プレートユーラシアプレートがぶつかる境界近くにあります

2
海底の山がぶつかる

プレートの上にある大東海嶺奄美海台という巨大な海底地形が、陸側のプレートにガンガンぶつかってます

3
ひずみが溜まって地震発生

このぶつかり合いで地殻にひずみが溜まり、マグマや水が断層に入り込んで、群発地震が起きやすくなるんです

💡

例えて言うなら...

巨大な氷山同士がぶつかり合って、その衝撃で周りの氷がパキパキ割れていく感じですね。トカラ列島は、まさにその「パキパキ割れる部分」にあたるんです。

南海トラフ巨大地震の現状は?本当のリスクを知っておこう

トカラ列島とは関係ないとはいえ、南海トラフ巨大地震のリスクは確実に存在します。現実を直視しておきましょう。

80%

今後30年以内
マグニチュード8~9クラスの地震が発生する確率


2025年3月に発表された被害想定
29万8,000人
最大死者数
292兆円
経済被害

今の日本の状況

専門家によると、日本列島は現在「地震活動期」に入っているそうです。次の南海トラフ地震が起きるまで、日本全国で地震が起こりやすい時期が続くということ。

つまり、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくない状況なんですね。

結局、私たちはどうすればいいの?

デマに惑わされるのではなく、現実的な備えをすることが一番大切です。

「備えあれば憂いなし」とは言いますが、具体的に何をすればいいのでしょうか?

家の中の安全対策

タンスや本棚はL字金具で固定していますか?

食器棚には開放防止器具を付けていますか?

寝室に家具が倒れてこない配置になっていますか?
備蓄の準備

最低3日分の食料と水は必須。でも、「何をどれくらい?」って悩みますよね。

「東京備蓄ナビ」のようなサイトで、家族構成に合わせたリストを確認するのがおすすめです。


特に小さなお子さんがいる家庭は

粉ミルク、おむつ、おしりふき、スマホの充電器なども忘れずに。

連絡手段の確保

災害用伝言ダイヤル(171)の使い方、家族で確認していますか?

いざという時に「あれ、どうやって使うんだっけ?」とならないよう、事前に練習しておくことが大切です。


一番大切なのは心構え

デマやうわさに振り回されず、信頼できる情報源(気象庁、自治体の公式サイトなど)から情報を得る習慣をつけましょう。

不安になった時こそ、冷静に行動することが自分と家族を守ることにつながります。


今回のまとめ
1
トカラ列島の群発地震と南海トラフ巨大地震は関係ない
2
「トカラの法則」には科学的根拠がない
3
でも南海トラフのリスクは確実に存在する
4
デマに惑わされず現実的な備えが大切

地震は確かに怖いものですが、正しい知識と適切な備えがあれば、過度に恐れる必要はありません。

SNSの情報に一喜一憂するより、家族との時間を大切にしながら、できる範囲で防災対策を進めていきましょう。

みなさんとご家族の安全を心から願っています。

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