2025年7月の予言

【便乗商法】「私も予知夢見ました」たつき諒ブームに群がる占い師・ブロガーの実態|7月5日予言で暴利を得る人々

~7月5日予言で暴利を得る人々の手口を徹底解剖~

2025年7月5日の「たつき諒予言」が社会現象になる中、
水面下で静かに活動を活発化させている「便乗者」たちがいる。
その実態を追跡調査しました。

🔮 スピリチュアル業界の「7月5日商戦」

最も組織的に便乗しているのは、占い師やスピリチュアル系の業界だ。アメブロの人気記事には「7月5日について霊視していまーす!」というタイトルで、占い師が独自の「霊視結果」を発表している投稿が登場している。

占い師・霊視師の典型的な便乗手法

• 「たつき諒さんの予言を霊視で検証しました」
• 「私も同じような災害の夢を見ていました」
• 「7月5日の真実をお教えします(有料鑑定)」
• 「災害から身を守る護符をお分けします」
• 「占者として避けては通れぬコレ」として権威付け

興味深いのは、これらの占い師たちが決して「たつき諒の予言は嘘」とは言わないことだ。むしろ「私も同じビジョンを見た」「霊的に確認できた」として、予言の信憑性を補強する形で自身の権威を高めようとしている。

💰 個人ブロガーの防災商法

一般のブロガーたちも、この騒動を「防災意識向上」の名目で収益化している。特に目立つのが、主婦系ブロガーの「7月5日に向けて備える」シリーズ記事だ。

ブロガーがよく使う便乗パターン

• 「7月5日が不安すぎる…予知夢と地震に震えたアラフィフ」
• 「ビビリな私は、やっぱり気になってしまいます」
• 「専門家は根拠がないと言うけれど...」
• 「備えあれば患いなし!私が買ったのはコレ」
• 「小6の息子もYouTubeで見て心配している」

これらのブログの巧妙な点は、予言を「信じている」とは明言せず、「心配だから備える」というスタンスを取ることで、科学的批判を回避しながら防災グッズのアフィリエイトリンクを巧妙に配置していることだ。

📱 SNSの「私も見ました」投稿

TwitterやInstagramでは、「実は私も同じような夢を見ました」という投稿が散見される。フォロワー数の少ないアカウントが突然このような投稿をして、一時的に注目を集めようとするケースが多い。

SNSでの典型的な便乗投稿内容

• 「数年前から津波の夢を何度も見ていました」
• 「7月に何か起きそうな予感がしていました」
• 「たつき諒さんと同じような映像を夢で見た」
• 「私の守護霊も7月は注意と言っています」

特徴:内容が極めて曖昧で具体性がない

🎬 エンタメ業界まで参戦

便乗の規模は個人レベルを超え、商業エンタメにまで拡大している。最も象徴的なのが、映画「2025年7月5日 午前4時18分」の製作決定だ。

映画「2025年7月5日 午前4時18分」詳細

主演:AKB48小栗有以
公開予定:2025年6月27日(7月5日の直前という絶妙なタイミング)
ジャンル:新感覚ホラー
建前:「ネット上で広まった都市伝説をモチーフにしたオリジナル作品」
本音:明らかに7月5日ブームに便乗した企画

🎯 便乗者たちの共通手法

これらの便乗者たちには、いくつかの共通した巧妙な手法が見られる。

手法 具体例 目的
直接的な否定は避ける 「科学的根拠はないけれど、気になる」 批判回避+商機活用
曖昧な表現を多用 「同じような感覚」「似たビジョン」 検証困難な状況作り
防災意識を免罪符に 「備えは大切」「防災意識向上のため」 商業活動の正当化
タイミング重視 7月直前の集中的活動 話題性の最大活用

⚠️ 便乗ビジネスの深刻な問題点

これらの便乗活動は、単なる商売上手として片付けられない深刻な問題を含んでいる。

便乗者が引き起こす社会問題

1. 不安の増幅効果
複数の「証言者」により予言に疑似的な裏付けが与えられ、根拠のない情報の信憑性が高まる

2. 情報の混乱
「2025年7月」→「7月5日午前4時18分」など、より具体的で恐怖を煽る内容に変化

3. 商業的搾取
人々の不安心理を利用した商品販売・有料サービスは災害便乗商法

🤐 本家たつき諒の微妙な沈黙

興味深いことに、本家のたつき諒氏は便乗者たちについて直接的な言及を避けている。6月に出版した自伝『天使の遺言』では飛鳥新社への不満は表明しているが、便乗者たちに対する批判は見当たらない。

防災意識が高まっている証拠であり、前向きに捉えております

このコメントからは、便乗現象も含めて肯定的に受け止めているような印象を受ける。本家としては、便乗者たちの活動も「防災意識向上」の一環として容認している可能性がある。

🔮 7月5日後の便乗者たちの行方

7月5日に何も起きなかった場合、これらの便乗者たちはどう対応するのだろうか。

予想される対応 具体的な発言例 継続性
時期ずらし 「実は8月が本当の危険日でした」 高い
成功談転換 「みんなの祈りで災害を回避できた」 中程度
静かにフェードアウト 投稿停止・削除で次の話題に移行 低い
新たな予言発表 「2026年に本当の災害が...」 非常に高い

📊 便乗エコシステムの構造

今回の調査で明らかになったのは、現代の予言ブームが単一の予言者によるものではなく、無数の便乗者たちによる「エコシステム」として機能していることだ。

本家のたつき諒が曖昧な予言を発表

スピリチュアル業界・個人ブロガー・エンタメ業界が便乗

それぞれの利益のために予言を「加工」

元の予言よりもはるかに具体的で恐怖を煽る内容が拡散
結論:現代の「情報汚染」システム

「私も予知夢見ました」という便乗者たちは、現代の情報社会における新しい形の「情報汚染」の担い手だ。彼らの存在により、根拠のない情報が疑似的な信憑性を獲得し、社会不安が組織的に増幅されていく。

7月5日という「審判の日」を前に、便乗者たちの手口を知ることで、私たち自身が情報に踊らされないよう注意深く行動する必要がある。

💡 見極めのポイント

便乗者に騙されないために、以下のポイントを押さえておこう。

  • 具体性の欠如:「なんとなく」「似たような」など曖昧な表現が多い
  • 商品リンクの存在:防災グッズや占いサービスへの誘導がある
  • 権威の借用:「たつき諒さんと同じ」「霊視で確認」など他者の権威を利用
  • 免罪符の使用:「防災のため」「備えは大切」で批判を回避
  • タイミングの良さ:話題になってから突然現れる

これらの特徴を持つ情報には十分注意し、冷静な判断を心がけたい。真の防災は、根拠のない予言ではなく、科学的知見に基づいた備えから始まる。

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