田中剛と奥本美穂のキメセク覚せい剤乱交事件！レーサム元会長の転落と港区女子の闇

2025年5月12日、東京都内の高級ホテルで覚醒剤とコカインを所持していたとして、不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者（60）と、職業不詳の奥本美穂容疑者（32）が警視庁に逮捕された。この事件は、日本の経済界と"夜の社交界"に衝撃を与えている。

容疑となっているのは、2024年6月24日、東京・千代田区大手町（一部報道では港区のリッツカールトンとも）の高級ホテルの一室で、覚醒剤約0.208グラムとコカイン約0.859グラムを所持していたというものだ。

田中剛容疑者は、日本経済界の成功者だった。日本大学理工学部を卒業目前で中退し、大手企業の内定を辞退して不動産会社に入社するという異色の経歴を持つ。トップセールスとして実績を上げた後、バブル期のコンサルティングビジネスで短期間に巨額の資産を築いた。

1992年、わずか27歳でレーサムリサーチ（現レーサム）を設立。バブル崩壊で値崩れした収益不動産を買い取り、再生して富裕層に販売するという逆張り戦略で急成長を遂げた。2001年には設立からわずか9年でJASDAQ上場を果たした。上場当日の売買代金は店頭市場全体の4割を占め、一時的な時価総額は1000億円を超えた。

その後も不動産開発、高度医療クリニック、ゴルフリゾート再生など事業を多角化し、「レーサムイズム」という7つの経営哲学を掲げていた。2018年に代表権を返上して会長に退き、2021年11月に取締役を辞任したが、資産管理会社を通じて株式の過半数を握り続け、影響力を温存していた。株式を手放したのは、外資ファンドへの売却が成立した2023年5月だった。

今回の事件でもう一人の主役となったのは、田中容疑者と共に逮捕された奥本美穂容疑者（32）だ。報道された際に「美人すぎる」と話題になった奥本容疑者は、一体どのような人物なのか。

奥本容疑者は、報道では「職業不詳」と伝えられているが、奥本容疑者とみられるSNSアカウントには「京都美少女図鑑/花王CMモデル/トヨタレースクイーン/グラビアアイドル/バンドVo.」といった経歴が掲載されていた。インスタグラムでは「@erika_femmefatale」というアカウント名で活動し、「エリカ」を名乗っていたとされる。

SNS上では「邪気を払ってポジティブに」「盛り塩の交換」といったスピリチュアルな言葉や、職務質問を受けた際の不穏な投稿も。2025年2月には「シラフなのに職質されるなんて…。こんな限りなく人間に近い豚がシ◯ブ中なわけねいだろwww」と投稿しており、後の逮捕とつながる「予言」としてネット上で再拡散されている。

奥本容疑者は出身は京都とされ、一説では日本人と韓国人のハーフとも言われている。キャバクラ勤務の経験もあり、2025年の年明け頃までは六本木の店に出ていたが、突如姿を消したとも伝えられている。

警察車両へ乗り込む際、フラッシュの中を「気だるそうに歩く」姿が印象的であり、「強烈な存在感」が画面越しに伝わると報じられた。SNS上では、「美人すぎる容疑者」「すっぴんでこれとは」「令和のファム・ファタール」「港区女子の末路」「けだるげで逆にカッコいい」「魔性すぎて笑う」といった声があがっている。

2010年代前半には恐喝紛争が民事訴訟となり、週刊誌でも報じられたが、当時の警察の対応は脅迫側ではなく、関係を断ち切ろうとした元暴力団関係者を摘発するという奇妙なものだったとされている。

レーサムには元警察幹部が顧問として天下っていたものの、薬物や反社リスクを遮断できず、コーポレートガバナンス・コードで求められる「反社リスクの遮断」は形骸化していたと指摘されている。創業者の個人的なリスクが企業統治を蝕み、市場の公正にも悪影響を残したという。

SNS上では、超有名セクシー女優やグラビアアイドル、高ランクキャバ嬢、インスタグラマーなど、多くの女性が田中容疑者に関与していたとの暴露や、「美女図鑑」と呼ばれる名簿の存在、乱交を繰り返していたという噂も紹介されている。

田中容疑者の件はかなり前から有名であり、SNS上では過去に薬物らしき粉が映り込んだスマホ動画や、田中容疑者の隠し撮り動画とされる映像が拡散されていた。紹介料が回収できていないというアテンダー（女性を紹介する人物）らしき人物の名前も拡散されていたという。

上場企業の創業経営者でありながら「警察と近い」「不逮捕特権を持つ」と言われ、実際に逮捕されてこなかったため、本当に不逮捕特権を持つ権力者として都市伝説化していた面もあったとされているが、今回の逮捕で「ついに浮沈艦が沈んだ」という声が広がっている。

今回薬物が押収されたホテルでのトラブルと、この女子大学生の事件の関連が今後の焦点の一つとなっている。港区界隈では「高級ホテルでのキメセク常習者」と囁かれており、今回の逮捕は時間の問題と見られていたともいわれている。

一部報道によると、2024年から、パパ活女子を部屋に呼んで薬物を強要する手口で複数の被害届が受理されていたとしてSNS上で動画が拡散されていたという。

田中容疑者の薬物依存は、一部の"半グレ"集団の絶好のターゲットとなっていた。田中容疑者も、薬物使用の弱みを握られ、複数の半グレグループから恐喝を受けていたという。2012年から2014年にかけて、「クスリを巡る重大疑惑、トラブル」があったことが報じられている。

この構造は、薬物→弱み→恐喝→金銭授受→黙認→さらなる薬物使用という悪循環を生み出し、田中容疑者はその泥沼から抜け出せなくなっていったのではないかと推測される。

成功者や富裕層をターゲットにする半グレは、その手口を進化させており、SNSの発達と共に新たな標的を見つけている。田中容疑者のケースは、この闇の構造が生み出した一つの事例と言えるかもしれない。

田中容疑者は事件発覚後に病院に入院していたが、2025年5月12日に病室で身柄を確保された。レーサム社は今回の事件について「元会長の個人的な問題」としてコメントを控えており、社内外で動揺が広がっているとのことだ。

田中剛容疑者の転落は、薬物依存が企業統治を腐食させ、市場の信頼を損なう典型例であり、半グレや天下りまでが交錯する「複合汚染」が露呈した事件だといえるだろう。

奥本容疑者のインスタグラムには、自身のプロポーションを強調する投稿が多数あったという。その一方で、スピリチュアルな投稿も混在し、「邪気を払ってポジティブに」「盛り塩の交換」といった言葉も見られた。

2025年2月10日の投稿で職務質問について触れた内容は、彼女の「予言」としてネット上で再拡散されている。「シラフなのに職質されるなんて…。こんな限りなく人間に近い豚がシ◯ブ中なわけねいだろwww」という言葉は、後の展開を考えると皮肉な預言となっている。

奥本容疑者はその容姿から「噂に違わぬ美女」「港区女子といった体」と評され、警察車両へ乗り込む際の「気だるそうな」姿が印象的だったと言われている。

奥本容疑者が「なぜ薬物に手を染めたのか」「どこで薬物を入手したのか」「田中剛容疑者との本当の関係は？」といった点が、今後の捜査で明らかになっていくと考えられている。

今回の事件は、いわゆる「港区女子」と呼ばれる女性たちと富裕層男性の間に存在する"夜の社交界"の一端を垣間見せるものでもある。

奥本容疑者も、そうした"夜の社交界"の住人であった可能性が高い。高級ホテルのスイートルームでの宿泊、有名経営者との交際、高級店での勤務経験など、その断片的な情報からは「一般人とは違う世界」に身を置いていた様子がうかがえる。

しかし、そうした華やかな世界の裏側には、薬物や性的なトラブル、金銭をめぐる問題など、様々な闇が存在することも事実だ。今回の事件は、そうした「港区の闇」の一端を世間に知らしめる結果となった。

田中剛容疑者は2021年11月に取締役を辞任し、2023年5月には香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント・カンパニー」傘下へのTOB（株式公開買い付け）の成立により、実質的な経営権を手放していた。

したがって、今回の逮捕がレーサム社の経営に直接的な影響を与える可能性は低いと考えられている。同社はすでに「創業者リスク」を回避する体制を整えており、田中氏との決別から約2年が経過していることから、企業としては独立した経営を確立している。

しかし、創業者の逮捕という事実は、同社の企業イメージに少なからぬ影響を与えることは避けられないだろう。また、今回の事件を契機に、上場企業全体のコーポレートガバナンスの在り方、特に創業者や大株主のリスク管理について議論が高まる可能性もある。

田中剛容疑者は27歳で起業し、上場企業に育て上げた成功者だった。しかし、その裏では薬物依存という闇を抱え、それが恐喝や様々なトラブルの原因となっていったとされる。

奥本美穂容疑者は「キラキラ女子」としての経歴を持ちながら、薬物の誘惑に負けて逮捕される結果となった。彼女のSNS上の言動からは、その転落の予兆とも取れる言葉が散見される。

この事件は、表面的な成功や華やかさの裏に潜む闇の部分、そして薬物依存が人生をいかに狂わせるかという厳しい現実を私たちに突きつけている。

今後の捜査の進展や公判によって新たな事実が明らかになる可能性もあるが、この事件が社会に投げかけた問いかけ—富と権力、そして薬物依存と破滅の関係性—は、長く記憶に残るものとなるだろう。