
「脳梗塞をやっていましたね」――。タレントの藤崎奈々子が、めまいをきっかけに受けたMRI検査で、本人も気づかないうちに起きていた脳梗塞の痕跡と、未破裂脳動脈瘤を指摘された経験を明かした。
2026年10月8日のインタビュー公開を受けて再び注目が集まっているが、発覚は2024年。新たな発症や緊急入院のニュースではない。病気が見つかった経緯と、本人が語ったその後、さらに10月9日のSNS騒動まで詳しく整理する。
藤崎奈々子の脳梗塞が話題に 2026年に新たに発症したわけではない
タレントの藤崎奈々子(48)が、無症候性脳梗塞と未破裂脳動脈瘤が見つかった経験を医療情報サイト「Medical DOC」のインタビューで明かした。2026年10月8日に公開された記事をきっかけに注目を集めているが、診断は最近受けたものではない。藤崎は2024年11月にすでにブログで検査結果を報告していた。今回のニュースを「2026年10月に脳梗塞で倒れた」と受け取るのは誤りだ。
きっかけは突然の激しいめまい 脳神経外科でCTとMRI
インタビューによると、藤崎は朝起きたとき、横を向くと倒れそうになるほどの強いめまいに襲われた。以前にも似た症状で耳鼻科を受診したことがあったが、今回は脳の異常を心配して脳神経外科へ。CTとMRIを受けたところ、めまいの原因は脳の問題ではなかった一方、脳梗塞の痕跡が見つかった。診察で医師から過去に脳梗塞を起こしていたと告げられ、本人は驚いたという。
「無症候性脳梗塞」とは何か 知らない間に起きた脳梗塞
無症候性脳梗塞とは、明らかな麻痺や言語障害などの自覚症状がないにもかかわらず、MRIなどで過去の脳梗塞を示す所見が確認される状態をいう。俗に「隠れ脳梗塞」と呼ばれることもあるが、無症候性脳梗塞が見つかったからといって、全員が直ちに薬物治療を要するわけではない。画像の所見や血管の状態、血圧・血糖・脂質などのリスク因子を踏まえ、医師が個別に対応を判断する。
同時に見つかった「未破裂脳動脈瘤」 脳梗塞とは別の病気
藤崎は脳梗塞の痕跡だけでなく、小さな未破裂脳動脈瘤も見つかったと説明している。脳動脈瘤は脳の動脈の一部がこぶ状に膨らんだもので、破裂するとくも膜下出血につながることがある。ただし、未破裂脳動脈瘤がすべて破裂するわけではなく、大きさや位置、形状、本人の健康状態などにより経過観察や治療の方針が異なる。脳梗塞と脳動脈瘤が同時に見つかっても、両者に直接の因果関係があるとは限らない。
薬は飲んでいる? 本人が語った診断後の対応
藤崎はインタビューで、無症候性脳梗塞について特別な薬は処方されず、めまいに対する薬を受け取ったと語った。これはあくまで藤崎本人の検査結果を踏まえた判断であり、脳梗塞の所見があれば誰でも薬が不要という意味ではない。専門医は高血圧、糖尿病、脂質異常症などを調べ、必要に応じてMRI・MRAや頸動脈、心臓などの評価を行うことが重要だと説明している。
現在の病状は? 重篤な後遺症や入院を報告したわけではない
今回のインタビューは2026年9月に取材されたもので、藤崎が自身の経験を振り返り、健康への意識が変わったことを語る内容だ。2026年10月に新たな脳梗塞を起こした、緊急入院した、重い後遺症が出たという発表は確認できない。ただし、現在の検査画像や病状の詳細が公表されているわけではないため、完全に治ったなどと断定することも避けたい。
10月9日にはInstagramの警告に困惑 「本人です」の選択肢がない
病気のインタビューを紹介した後、思わぬ出来事もあった。10月9日、藤崎は自身のInstagramで、取材を受けた記事を紹介した投稿が、有名人などの画像を無断使用した可能性があるとして警告されたと報告。本人が自身の写真を使って紹介しているにもかかわらず、異議申し立ての選択肢に本人であることを伝える項目が見当たらないと困惑し、フォロワーに助言を求めた。これはSNS側の警告を巡る話題であり、病状が悪化したことを示す情報ではない。
めまいは脳梗塞のサイン? 自己判断せず受診を
めまいは耳の病気、脱水、血圧の変化など多様な原因で起こる。藤崎のケースでは、受診のきっかけになっためまいと過去の脳梗塞の痕跡は直接関係がなかったと説明されている。一方、突然の激しいめまいに加え、片側の手足の脱力、顔のゆがみ、ろれつが回らない、急な歩行困難、激しい頭痛などがあれば脳卒中の可能性もあり、速やかな救急対応が必要だ。症状が一度消えても自己判断で放置しないことが大切になる。
まとめ 今回の告白で注目すべきは「自覚症状がなくても見つかる」こと
藤崎奈々子のニュースで最も重要なのは、2026年に突然倒れたという話ではなく、2024年にめまいをきっかけとした検査で、本人も気づかなかった脳梗塞の痕跡と未破裂脳動脈瘤が発見され、その経験を今回あらためて語った点だ。検査や治療の必要性は個人差があるが、普段と異なる症状があるときに医療機関へ相談する重要性を考えるきっかけとなる。