WEB・通販

高市首相が過去のブログ記事を全削除「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソ – 消費増税支持の証拠隠滅か、SNSで「矛盾をツッコまれたくないから」と批判殺到

高市早苗首相

2026年2月18日、高市早苗首相の公式サイトから過去のブログ記事が全て削除されたことが明らかになり、SNS上で大きな批判を浴びている。削除のタイミングは、ライター・作家の中野タツヤ氏がプレジデントオンラインで配信した検証記事「『消費減税は私の悲願』は真っ赤なウソ」の直後であり、高市首相が「消費減税は私の悲願」と発言していたにもかかわらず、過去のブログでは消費増税に理解を示していた矛盾を隠蔽するための証拠隠滅ではないかとの疑惑が浮上している。

「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソだった

2026年1月19日、高市早苗首相は記者会見の席上で「消費減税は私自身の悲願でもありました」と発言した。1月23日に衆院を解散すると表明し、対抗する中道改革連合が消費減税を打ち出したことに触れ、高市首相も消費減税を主張したのがこの発言だった。その後の総選挙は「自民大勝・中道壊滅」という結果に終わったが、冒頭の「悲願」発言もその要因の一つとされている。自民党も中道改革連合も消費減税を掲げたことで、消費減税が選挙の争点から消えてしまったからだ。

しかし、ライター・作家の中野タツヤ氏が2026年2月17日にプレジデントオンラインで配信した検証記事は、この「悲願」発言が真っ赤なウソであることを暴いた。中野氏は2000年8月から続く高市首相の公式ブログから消費税に関する投稿をピックアップし、約1000本のブログ記事を検証した結果、高市首相が長年にわたって消費増税を支持してきたことを明らかにしたのだ。

2011年のブログ記事で消費増税に理解を示していた高市氏

中野氏の検証によれば、高市氏は2011年12月のブログ記事で次のように述べていた。

「消費税は低所得者にも負担がかかりますので、税率アップにはご批判もありましょうが、社会保障制度の継続性と負担の公平性を考えると、間接税を財源として重視する方が良いと判断しています」

この投稿は、消費増税に明確に理解を示すものであり、「消費減税は私の悲願」という発言とは真逆の立場である。高市氏は2026年1月19日の記者会見で「悲願」という言葉を使ったが、「悲願」とは辞書によれば「ぜひとも成し遂げたいと思う悲壮な願い」であり、相当な長期間(10年、20年のスパン)にわたって強く願い続けていることを指す。高市氏の初当選は1993年7月であり、消費税の導入は1989年であるから、初当選以来ずっと消費税の廃止や引き下げを願ってきたという印象を与える発言だった。しかし、実際には2011年の時点で消費増税を支持していたのである。

プレジデントオンラインの検証記事配信直後にブログ全削除

中野氏の検証記事が配信されたのは2026年2月17日。そして、高市首相の公式サイトからブログ記事が全て削除されたのが確認されたのは2026年2月18日である。ウェイバックマシン(Internet Archive)の記録によれば、削除の経緯は以下の通りだ。

2026年1月23日時点では、高市氏の公式サイトの「コンテンツ」一覧内に「コラム」と称したブログのコーナーが存在していた。しかし、1月29日時点では「コラム」コーナーが消失している。2月7日には、高市氏の写真の下に「現在更新準備中です。」と表示され、サイト内のコンテンツは閲覧できなくなった。2月17日にサイトは再び公開されたが、「コラム」のコーナーは消えたままだった。そして2月18日現在、コラムページに直接アクセスしようとしても「File not found.(ファイルが見つかりません。)」と表示される状況になっている。

日刊スポーツの報道によれば、高市氏の公式サイトには、これまで左側の「コンテンツ」という欄に上から「ご挨拶」「プロフィール」「基本理念」などのリンク先があり、下部に「アルバム」「コラム」などのリンク先もあった。しかし、2月18日朝現在、「コラム」の欄がなくなっている。過去のコラムにURLで直接アクセスしようとしても何も表示されない状況になっているという。

「矛盾をツッコまれたくないから隠滅しちゃったんだ」批判殺到

この一連の経緯について、SNS上では批判的な声が相次いでいる。

「公式ブログ全消しは流石に笑う」「矛盾をツッコまれたくないから隠滅しちゃったんだ」「これは擁護できないでしょ」「ここにこの人を総理大臣にしたらダメな理由が詰まりすぎてる」といった投稿が相次ぎ、高市首相の対応に疑問を呈する声が広がっている。

中日スポーツは「流石に笑う」というタイトルで記事を配信し、「過去には消費増税に理解の投稿 『隠滅しちゃったんだ』疑問の声」と報じた。日刊スポーツも「高市早苗首相、公式サイト『コラム』欄が全削除?閲覧不能?…見れなくなったとXで話題に」というタイトルで記事を配信し、この問題を大きく取り上げている。

高市首相の発言はブレまくり、自民党の公約にも消費減税なし

そもそも、高市首相の消費税に関する発言は一貫性を欠いている。日経新聞が報じている通り、高市首相は2025年5月には「国の品格として食料品の消費税率は0%にするべき」と述べ、9月(総裁選中)には「党内の意見集約ができなかった」と述べ、10月4日には「すぐに対応できることをまずは優先したい」と述べ、11月には「レジシステムの改修などに一定の期間がかかる」と述べるなど、曖昧な態度に終始している。

さらに、自民党の選挙公約には消費減税は入っていない。それどころか、「減税のげの字」さえ見当たらないのである。高市首相が「消費減税は私の悲願」と発言したにもかかわらず、自民党の公約に消費減税が盛り込まれていないという事実は、この「悲願」発言が選挙戦術に過ぎなかったことを示唆している。

証拠隠滅か、それとも「更新準備中」か

高市首相の公式サイトには、一時期「現在更新準備中です。」という表示がなされていた。これは、ブログ記事を削除したのではなく、単に更新作業中であるという説明とも受け取れる。しかし、2月17日にサイトが再び公開された後も「コラム」のコーナーは消えたままであり、過去のコラムにURLで直接アクセスしようとしても「File not found.」と表示される状況が続いている。

もし本当に「更新準備中」であるならば、なぜ過去のコラム記事を全て削除する必要があったのか。なぜ、プレジデントオンラインの検証記事が配信された直後のタイミングで削除が行われたのか。これらの疑問に対して、高市首相側からは何の説明もなされていない。

政治家の説明責任と透明性の欠如

政治家にとって、過去の発言や主張は重要な記録である。有権者は、政治家の過去の発言や主張を参考にして、その政治家を信頼できるかどうかを判断する。過去の発言が現在の主張と矛盾している場合、政治家はその矛盾について説明する責任がある。

しかし、高市首相は過去のブログ記事を全て削除することで、この説明責任から逃れようとしているように見える。過去の発言を隠蔽し、現在の主張だけを前面に押し出すことは、有権者を欺く行為に他ならない。政治家の透明性が求められる現代において、このような行為は許されるべきではない。

「消費減税は私の悲願」は選挙戦術だったのか

高市首相が「消費減税は私の悲願」と発言したのは、2026年1月19日の記者会見である。この発言は、対抗する中道改革連合が消費減税を打ち出したことに対抗するためのものだった。その後の総選挙は「自民大勝・中道壊滅」という結果に終わり、高市首相の「悲願」発言は選挙戦術として成功したと言える。

しかし、中野タツヤ氏の検証によって、この「悲願」発言が真っ赤なウソであることが明らかになった。高市首相は過去のブログ記事で消費増税に理解を示しており、長年にわたって消費減税を主張してきたわけではなかったのだ。そして、この矛盾を指摘されると、高市首相は過去のブログ記事を全て削除することで証拠隠滅を図った。

高市首相は説明責任を果たすべき

高市首相は、なぜ過去のブログ記事を全て削除したのか、説明する責任がある。「更新準備中」という説明だけでは不十分である。なぜ、プレジデントオンラインの検証記事が配信された直後のタイミングで削除が行われたのか。なぜ、過去のコラム記事に直接アクセスできないようにしたのか。これらの疑問に対して、高市首相は明確な説明をすべきである。

また、高市首相は「消費減税は私の悲願」という発言についても説明する責任がある。過去のブログ記事で消費増税に理解を示していたにもかかわらず、なぜ「悲願」という言葉を使ったのか。この発言は選挙戦術に過ぎなかったのか。有権者を欺くつもりだったのか。高市首相は、これらの疑問に対して誠実に答えるべきである。

インターネット時代、過去の発言は消せない

高市首相は過去のブログ記事を削除することで、矛盾を隠蔽しようとした。しかし、インターネット時代において、過去の発言を完全に消し去ることは不可能である。ウェイバックマシン(Internet Archive)のようなサービスが存在する限り、過去のウェブページの記録は残り続ける。中野タツヤ氏が高市首相の過去のブログ記事を検証できたのも、このようなサービスのおかげである。

政治家は、過去の発言が記録され続けることを前提に、一貫性のある主張を行うべきである。過去の発言と現在の主張が矛盾している場合は、その矛盾について誠実に説明すべきである。過去の発言を削除することで矛盾を隠蔽しようとする行為は、有権者の信頼を裏切るものであり、政治家としての資質を疑わせるものである。

高市首相の信頼性は地に落ちた

今回の一連の騒動によって、高市首相の信頼性は大きく損なわれた。「消費減税は私の悲願」という発言が真っ赤なウソであったこと、過去のブログ記事で消費増税に理解を示していたこと、そして矛盾を指摘されると過去のブログ記事を全て削除したこと。これらの事実は、高市首相が有権者を欺き、説明責任から逃れようとしていることを示している。

SNS上では「公式ブログ全消しは流石に笑う」「矛盾をツッコまれたくないから隠滅しちゃったんだ」「これは擁護できないでしょ」「ここにこの人を総理大臣にしたらダメな理由が詰まりすぎてる」といった批判的な声が相次いでおり、高市首相に対する不信感は高まるばかりである。

高市首相は、この事態を真摯に受け止め、有権者に対して誠実な説明を行うべきである。過去のブログ記事を削除した理由、「消費減税は私の悲願」という発言の真意、そして今後の消費税政策について、明確な説明を行うべきである。それができなければ、高市首相の信頼性は完全に失われ、首相としての資質が問われることになるだろう。

-WEB・通販