2024年12月から行方不明となっていた川崎市川崎区在住の岡崎彩咲陽さん(20)。その行方が明らかになったのは2025年4月30日、神奈川県警捜査一課などが発表した、衝撃的な事件でした。
バッグに入れられた白骨化遺体が元交際相手の自宅から発見
警察が発見した遺体は、一部白骨化が進んだ状態で、腐敗も激しく、性別すら判別できないほどだったといいます。遺体はバッグの中に押し込まれ、自宅室内に遺棄されていました。
この家宅捜索は、ストーカー規制法違反容疑によるもので、警察は死体遺棄事件として本格的な捜査を開始。遺体の身元確認と共に、同住宅に住んでいた元交際相手の所在確認を急いでいます。
元交際相手の正体:白井秀征(しらい ひでゆき)とは
ネット上の情報や地元関係者の証言から、岡崎さんの元交際相手とされる人物は白井秀征であると特定され、広く名前が拡散されています。
氏名:白井秀征(しらい ひでゆき)
年齢:28歳(1997年6月24日生まれ)
居住地:神奈川県川崎市川崎区大師駅前2丁目
職業:無職
過去の肩書:ヒップホップグループ「Only Grizzly Family(OGF)」元メンバー「ヒデ」
顔に目立つタトゥーを入れており、「ヤンキー風」や「危険な人物」といった印象が強い
体型は細身で神経質そうという目撃証言もあり
川崎の地元では「ヤバい人物」として有名だったという声も
ストーカー・DVの常習性:岡崎さんへの執拗な付きまとい
岡崎さんの家族によれば、白井は交際中からDVを繰り返していたとされ、刃物で脅されたこともあったといいます。交際が終わった後もストーカー行為が続き、以下のような執拗な行動が確認されています。
毎日のように岡崎さんの自宅や職場へ現れる
自宅の近くで隠れて待機し、帰宅を待ち伏せ
岡崎さんの行動に合わせて移動し、監視行為を継続
毎日複数回電話をかけるなどの連絡
さらに、自宅周辺を徘徊する白井の映像も存在していましたが、「顔が隠れているため本人と特定できない」として、警察は積極的な捜査を控えていたとされています。
被害届と警察の対応:9回以上の相談も事件性を軽視
岡崎さん本人とその家族は、川崎臨港署に少なくとも9回以上相談や被害届を提出していました。
事件前日の2024年12月19日には、岡崎さんが母親に「殺されるかもしれない」とSNSでメッセージを送っていたにもかかわらず、翌20日の行方不明後、警察は事件性を低く見積もったままでした。
また、岡崎さんの自宅1階の窓ガラスが割られていたにもかかわらず、警察は「外側から割られたか不明」として、指紋採取などの現場検証すら行っていなかったことが明らかになっています。
白井の行動と逃亡の疑い:事件後に姿を消す
2024年12月20日以降、毎日のように現れていた白井の姿が急に見られなくなったことに家族は強い違和感を抱いていました。
2025年1月3日には自殺未遂を起こしていた
その後、消息は不明に
一部報道では「アメリカに逃亡した可能性」も報じられており、ネット上でも渡航の噂が拡散されています
出国に関しては、パスポートの取得経緯や家族の協力の有無も含めて、国際的な捜査が必要とされる段階に入っています
SNSや経歴情報から見える素顔
白井はSNS上で「アメリカ生まれ」と記していた一方、実際には川崎育ちで小中学校も地元という証言があるなど、自らの背景を誇張していた可能性もあります。
また、「母親が外資系航空会社のCAだった」との証言もLINEのやり取りから浮上しており、少なくとも地元ではそれなりの知名度があったようです。
事件の構造:ストーカー → DV → 行方不明 → 遺体発見 → 逃亡
この事件は、単なる失踪ではなく、
交際中からのDV
分かれた後の執拗なストーカー行為
「殺されるかもしれない」との被害者の警告
白骨化遺体の発見
加害者とされる人物の逃亡
という、一連の流れが警察の初動対応の不備とともに明らかになっています。
警察の責任と制度の限界
この件では、警察の対応に対し、SNSを中心に批判の声が噴出しています。
被害者の訴えを「事件性がない」と判断
割られた窓の指紋を採取すらしなかった
行方不明届の受付にも遅れがあった
神奈川県警関係者は、「当時の対応に不足がなかったかは、今後精査する」とコメントしていますが、制度の限界と実務対応の甘さが被害者の命を守れなかった大きな要因とみられています。
今後の捜査の行方
現在、警察は以下を急いでいます:
遺体の身元確認
白井秀征の行方の特定
国外逃亡が事実であれば、国際手配と捜査協力要請
※本記事に記載の白井秀征氏に関する情報はネット上の噂レベルの情報を含み、氏はまだ公式に容疑者として特定されていないことをお断りします。