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アメックスの家電保証の魅力と他社比較|持っているだけで安心の全方位保護

私たちの生活に欠かせない家電製品。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、パソコンなど、一度購入すると長く使い続けたいものばかりです。しかし、メーカー保証期間の1年が過ぎた後に故障したり、うっかり落として壊してしまったりすると、修理費用や買い替え費用が大きな負担になることも。そんな時に頼りになるのが、クレジットカードに付帯する家電保証サービスです。

今回は、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が提供する家電保証サービスの内容や特徴、他社サービスとの違いについて詳しく解説します。家電製品を安心して長く使いたい方は、ぜひ参考にしてください。

アメックスの家電保証サービスとは?

アメックスの家電保証は、他社カードには見られない充実した内容が特徴で、大きく分けて以下の2種類があります。

1

家電総合補償制度

年間2,900円または7,000円の有料オプション

2

ホームウェア・プロテクション

プラチナカードやANAアメックスプレミアムカードに自動付帯

これらの保証は東京海上日動火災保険が引き受ける保険で、アメックスのカード会員だけが加入できる特別なサービスです。通常の家電の延長保証とは異なり、ただ故障を補償するだけでなく、破損・盗難などの幅広い事故にも対応している点が大きな特徴です。

アメックス家電保証の魅力的なポイント

家にある家電製品を「一括」でカバー

家電量販店などで購入する延長保証は、商品ごとに加入する必要があり、その都度費用がかかります。しかしアメックスの家電保証は、一定の条件を満たす家電製品であれば、家中の対象家電をまとめて補償してくれます。家電が増えても追加の保険料は不要で、年間定額でカバーできるのは大きなメリットです。

故障だけでなく「損害」も補償

通常の延長保証は自然故障のみを対象としていることが多いですが、アメックスの家電保証は以下のような損害も補償してくれます。

火災による損害
盗難による損害
破損による損害
水濡れによる損害

いわゆる「うっかり保険」的な要素も備えており、日常生活での不慮の事故にも対応している点は非常に心強いポイントです。

購入前の家電も補償対象(損害のみ)

特筆すべきは、アメックスカードで購入していない家電や、保険に加入する前から所有していた家電でも、盗難や破損などの「損害補償」の対象になるという点です。ただし、自然故障の補償については、アメックスカードで購入した家電のみが対象となります。

長期間の補償

アメックスの家電総合補償制度では、メーカー保証(1年間)終了後も2年間(7,000円プランでは4年間)の故障補償が受けられます。つまり、購入から3年間(7,000円プランでは5年間)は保証されるため、長期間安心して使用できます。

修理見積書だけで保険金受け取り可能

一部のケースでは、実際に修理をしなくても、見積書だけで保険金を受け取ることができます。これにより、修理費が高額で新品購入を検討したい場合などに柔軟に対応できます。

アメックス家電保証の2つのプランを比較

アメックスの家電総合補償制度には、年間2,900円プランと年間7,000円プランの2種類があります。両者の違いを詳しく見ていきましょう。

項目 2,900円プラン 7,000円プラン
年間保険料 2,900円 7,000円
年間補償限度額 20万円 50万円
対象商品価格 10,000円以上 5,000円以上
購入後の故障補償期間 3年間(メーカー保証含む) 5年間(メーカー保証含む)
損害・盗難補償 あり あり
自動付帯カード なし プラチナカード、ANAプレミアム

7,000円プランは、2,900円プランと比較して以下の点が優れています:

年間補償限度額が2.5倍(20万円→50万円)
対象商品価格の下限が低い(10,000円→5,000円)
故障補償期間が2年長い(3年→5年)

プラチナカードやANAアメックスプレミアムカードをお持ちの方は、この7,000円プランの内容が「ホームウェア・プロテクション」として自動付帯されるため、別途費用を支払うことなく充実した家電保証を受けることができます。

対象となる製品と対象外の製品

対象となる製品

メーカー保証期間が1年間の家電製品
パソコン、タブレット
時計、カメラ
電話機(携帯電話/PHSを除く)
日本国内で修理可能な製品

対象外となる製品

メーカー保証がない製品
メーカー保証期間が1年間以外(6ヶ月や3年など)の製品
中古品および転売目的で購入された製品
プリンター、ソフトウェア、周辺装置、コード、バッテリーなどの付属品
スマートフォン/携帯電話
ラジコン模型およびその付属品
宝石、貴金属、コンタクトレンズ、眼鏡、サングラスなどの装身具
船舶、航空機、自動車、バイク、自転車などの乗り物およびその付属品
土地、建物およびその一部を構成するもの
飲食物、動植物
業務用機器

保証内容と補償金額

製品購入日からの経過期間に応じて、購入金額の一定割合が補償されます。以下は補償割合の例です:

購入からの期間 補償金額
6ヶ月以内 購入金額の100%
6ヶ月超~1年以内 購入金額の90%
1年超~2年以内 購入金額の80%
2年超~3年以内 購入金額の70%
3年超~4年以内 購入金額の60%
4年超 購入金額の50%

ただし、5,000円未満の損害は保証の対象外です(7,000円プランの場合)。2,900円プランでは10,000円未満の損害が対象外となります。

他社の家電保証との比較

アメックスの家電保証の特徴をより明確にするため、他社のサービスと比較してみましょう。

楽天カードの家電保証

楽天では「楽天あんしん延長保証」というサービスを提供しています。こちらは楽天市場で購入した家電に対して適用される保証で、以下の特徴があります:

楽天市場で購入した商品のみが対象
自然故障プランと自然故障+物損プランがある
家電は最長5年間(PCとタブレットは3年間)の保証
保証料は商品価格によって異なる(商品ごとに支払う必要あり)

一方、楽天モバイルの「スマホ交換保証プラス & 家電補償」では、スマホの保証に加えて家電補償も特典として無料で利用できます。ただし、補償限度額があり、対象機器も限定されています。

三井住友カードの家電保証

三井住友カードには「お買物安心保険」があり、カード利用で購入した商品が壊れたり盗まれたりした場合に補償してくれます。しかし、以下の制限があります:

購入から200日以内の商品のみが対象
年間補償限度額はカードの種類によって異なる
1事故につき3,000円の自己負担あり

これに対し、アメックスの家電保証は購入後の経過年数に上限がなく(損害補償の場合)、自然故障についても最大5年間の補償があります。

アメックス家電保証の加入条件と注意点

加入できるカード

アメックスの家電総合補償制度に加入できるのは、以下のカード会員です:

アメックスのプロパーカード会員(グリーンカード、ゴールドカードなど)
カード番号が3761から始まるカード会員(ANAアメックス、デルタスカイマイルアメックスなど)

一方、提携カード(高島屋セゾンアメックスなど)では加入できないケースがあります。

申し込み方法

加入を希望する場合は、アメックス会員サービスに連絡し、家電総合補償制度への加入を申し込みます。年会費は毎年カード利用代金として請求されます。

注意点

2024年12月25日をもって新規加入の申し込み受付が終了しています
プラチナカード会員は「ホームウェア・プロテクション」が自動付帯されるため、別途家電総合補償制度への加入は不要です
保証を受けるには、メーカー保証書や購入証明書、レシートなどの保管が必要です
故障の場合はアメックスカードでの購入が条件ですが、損害(破損・盗難など)は購入方法を問わず対象となります

まとめ:アメックスの家電保証は「総合力」が魅力

アメックスの家電保証サービスの最大の魅力は、その「総合力」にあります。単なる延長保証ではなく、盗難や破損といった幅広いリスクをカバーし、家中の家電を一括で補償してくれる点は、他社にはない大きな強みです。

特に、以下のようなユーザーにとっては非常に価値あるサービスといえるでしょう:

高額な家電製品を多く所有している方
MacBookやiPadなど高価なデジタル機器を使用している方
うっかり物を落としたり壊したりしがちな方
複数の家電を一括で補償したい方
長期間安心して家電を使用したい方

プラチナカード会員であれば自動付帯で利用できるため、高額な年会費に見合った恩恵を受けられるポイントの一つとも言えます。

残念ながら2024年12月25日に新規加入の受付は終了していますが、既存会員の方はこの貴重なサービスを引き続き活用できます。また、プラチナカードをお持ちの方は、自動付帯の「ホームウェア・プロテクション」を通じて同等のサービスを無料で受けられる特典があります。

家電製品のトラブルは予測できないものです。いざというときに頼れる保証サービスを持っておくことで、日々の生活をより安心して過ごすことができるでしょう。アメックスの家電保証は、そんな「安心」を提供してくれる貴重なサービスの一つなのです。

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