守備

キャッチボールの基礎

キャッチボールの重要性は今に始まったことではないが、その重要性を子供たちに伝えるのはなかなか難しい。

私が特に子供たちに言っているのは、10回に3回打てれば良いバッター、10回2~3回エラーをする暴投をする事は守備側が勝手にバッターに3割出塁させることになる。

それだけ普段のキャッチボールを雑にやっていると相手に出塁を許すことになる。

キャッチボールで見るべき体の使い方を一つ一つ確認していこうと思う。

キャッチボールで重要なこと、特にチェックしてみるべきポイント

軸足ではない方の足の上げ方

膝が太ももよりやや上まで90度以上上がっているか、その際あげた足に余計な力が入っていないか、理想なのは股関節から上げていくと言う意識。

 

軸足ではない足の踏み込み

・足が着地する際には、いわゆるヒップファーストができているか。低学年の場合、ヒップファーストといってもうまく説明できないことが多いので

左足のつま先(右投げの場合)をショートの方向に向けたまま踏み込むと、自然とヒップファーストになりやすい。

・投げる方向にしっかりとまっすぐ降りているか。低学年の場合、たいてい体が相手に正対するのが早く、開きながら降りる事がほとんどなので、

ここをしっかりと指導しないと、力のこもったボールを投げづらくなる。

投げる方の腕

投げる瞬間まではしっかり力が抜けているか

(特に低学年の場合手が小さいのでボールを強く握らないと投げられない子が多いが、出来る限り力を抜いて握っているか確認する必要がある)

投げる瞬間の肘の位置が左肩と右肩を結んだラインより上にあるかどうか、左肩と右肩を結んだラインよりも肘が下がっている場合、肘に無駄な負担がかかる恐れがあり、肘を壊す原因にもなる。

キャッチボールの指導などでよく聞かれることがあるが、(右投げの場合)投げるときに左肩を上げずに平行に保てとよく指導する場合がある。

しかしへ私はそれは間違いであると思う。正直並行であろうが左肩を上げてようがどちらでも構わないと思う。

むしろ上投げ(オーバースロー)の場合は、左肩を上げた方が、着地した際、腰が縦振りになり投げる肩のラインとより平行に近くなるためより効率よく体を使えるはずである。

特に毎回毎回投げ方が変わっていないか気をつけながら見ていく必要がある。

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